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あの日13歳の私へ

三姉妹で寝ていた部屋で、長女の私だけが母に起こされた

「お父さんが事故で大怪我したって」

しばらくすると玄関先の電話が鳴った。

全身の力が抜けその場に座り込んでいる母の代わりに、私が受話器を上げた。

「〇〇警察ですが、お母さんお願いします」

すかさず答えた「私に言ってください」

少しの沈黙の後告げられた 「お父さんが亡くなりました」

金帰月来、当時父は全国的な組織の会社に勤務し隣の県でこうして働いていた。

その日は月曜日。朝家から出勤して行った日。

車で移動中同僚と運転を代わった直後、積載荷重オーバーのトラックがカーブを曲がる際に積み荷の木材が落下し反対車線の父たちの車の上に・・・

代わったばかりの助手席にいた父だけが犠牲になった。即死だった。

後から聞いた話、ショックを和らげるために最初の電話では大怪我だと伝えたそうだ。

 

お通夜・火葬場・お葬式・・・中学の制服を着た私は、常に周りの大人を観察しながら自分ができることを探していた。

母の代わりに私がやるんだと決めていたから。無意識に。

こうして長女は長女として育つんだなと思う。

この間、私は泣いた記憶が無い。

 

看病ののち看送ることにも辛さがあるし、看病することさえ許されずに送らなければならないことにも辛さがある。

あの時の私には心の準備をする時間が全く無かった。

 

もしタイムマシーンがあるのなら、あの時泣けずに頑張っていた13歳の私を抱きしめに行きたい。

思いっきり泣いていいんだよと言ってあげたい。

 

父の死が私に教えてくれたことがたくさんある。

今生きていることは奇跡。1秒ズレてそこにいるだけで、席が1つ違うだけで運命は変わる。

朝出て行った大切な人が、夜必ず帰ってくるとは限らない。

 

40歳で亡くなった父の年齢を大きく超えて

父が生きたくても生きられなかった時間を今私は生きている。

 

今日は父の38回目の命日。

 

医療崩壊が起き、愛する人の最後を看取ることができない人たちがいる現状。

自分の選択を変えることで運命は変わると思う。

 

 

あれから事故現場でずっと安全を見守り続けてくれているお地蔵さん

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